1984(昭和59)年6月6日、14時30分頃のことである。
場所は兵庫県養父郡関宮町尾崎の国道9号線。この道路で、普通乗用車と大型バスの二台が正面衝突事故を起こした。
普通乗用車の方は、57歳の男性が運転手で、資料によると「視聴覚障害者」9名が乗っていたのだが、このうち7名が亡くなり3名が負傷した。
また大型バスの方は、運転手は59歳の男性。国際興業バスというバス会社で運行しているものだったらしく、こちらの方では死傷者が出ていない。
正面衝突というぐらいだから、乗用車かバスのいずれかが誤って対向車線にはみ出す形になったのは間違いないだろう。
となると、そのはみ出しの原因は何だったのか。よくある、長距離運転によるバス運転手の疲労だったのだろうか、それとも乗用車の側に過失があったのだろうか。これ以上の詳しい情報がないので、いろいろ想像が膨らむ事故事例である。
【参考資料】
◆交通事故・交通違反相談所