1968(昭和43)年10月16日のことである。21時40分頃、一台のマイクロバスが兵庫県赤穂郡上郡町の釜島の県道を走行していた。
このバスを運転していたのは19歳の男性で、乗っていたのは電機製品の工員たちだった。彼らは鳥取方面へ慰安旅行に出かけており、その帰り道だった。
ところが惨劇が起きる。対向車とすれ違う際、車のライトによって眩惑してしった運転手が、ハンドル操作を誤ったのだ。
これにより、バスは道路の左側の崖へ転落。約10メートル下の千種川へ落ち、乗っていた5名が死亡、8名が負傷した。
地図で見ると、事故が起きたのはたぶん373号線だろうと思われる。道路が千種川にぐっと接近している箇所があるので、その辺りで事故は起きたのだろう。参考資料では県道と書いてあったが、実際には国道だった。
【参考資料】
◆交通事故・交通違反相談所