場所は奈良県大和高田市、築山の県道である。午後12時40分、奈良交通の馬見発高田行きのバスが走行していたのだが、これが高田川という川の堤防から滑落して池に落っこちてしまった。
中には70~80名の乗客がいたというから恐ろしい話である。バスはズルズルと後ろから滑り落ちるように、10メートル下の新堀池へと落下したのだった(どうでもいいがこの新堀池というのも、検索してみたが場所がいまいちよく分からなかった)。
最初、この事故の原因は不明としか書きようがなかったのだが、ネット上で検索していたら事故原因について一言だけ書かれた文章を発見した。JLOGOSという総合辞書サイトで、これによると事故は「対向車とすれ違う際、誤って」発生したものだったらしい。
当時の新聞記事には「日曜で大和市へ行く客で満席だった」とわざわざ付け足してあるので、もしかすると定員オーバーでバランスを崩してしまったのかも知れない。
この事故で、乗客のうち女性7名、男性1名、男児1名の計9名が死亡した。怪我人は69人に及んだという。
【参考資料】
◆ウェブサイト『誰か昭和を想わざる』
◆個人ブログ『太古の新聞記事など』
◆JLogos
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