2018年6月12日火曜日

◆コンビニはどうして流行るのか

 コンビニはどうして流行るのか。

 この疑問にはいろんな観点からの考え方があると思いますが、僕は主に「親しみやすさ」が理由だと考えています。

 まず、東北の田舎に住んでいて、スーパーとコンビニの大きな違いとして感じるのは「駐車場と店舗の距離」。

 スーパーは敷地が広いので、駐車場に車を停めてから、店舗まで歩いていく距離がちょっとあります。だけど、それに比べると、コンビニは両者の距離がとても近いです。

 もちろん距離としては大した差はないのですが、このちょっとした距離感が、「コンビニの身近さ」を生み出していると思います。

 また、コンビニは、店舗の狭さも特徴的です。

 その狭さ故、品物の数量は決して多くありません。

 でも、種類は豊富です。日用品はほぼ網羅されていると言ってもいい。

 この「狭さ」と「種類豊富さ」は、必要なものが手の届く範囲に揃っているという感覚をもたらします。

 しかも24時間営業。これもまた、「いつでも開店している」という身近さを生みます。

 コンビニの魅力は、これらの感覚がもたらす、漠然とした「親しみやすさ」にあると思います。

 考えてみると、狭い駐車場に狭い店内、品物の数量はあまりないけど種類は網羅されていて、しかも親しみがある……というのは、ひと昔前の田舎の雑貨屋などを連想させます。

 コンビニって、こういう、田舎の雑貨屋が一周して現代に復活したようなもんだと思うのです。

 もちろん、田舎のように、店主と客がみんな近所同士で顔見知り……みたいな、そういう密着度の高い親密さは、コンビニにはありません。

 ただそれは現代人向けのバランスで、あんまり親密なのもウザいことがあります。逆に、コンビニは、この親しさとよそよそしたのバランスが絶妙なのでしょう。

 造りは親しみやすく、システムは適度によそよそしく。

 これがコンビニの魅力なのです。