2018年6月2日土曜日

◆仕事のお話

 久しぶりに、一人で落ち込んでました。

 別に何か嫌な出来事があったわけではないのですが、思うところがありまして。たぶん傍から見ると「考えすぎ」なのでしょう。

 どうすれば、仕事をうまくやることができるのか?

 現在のポジションに就いて6年目になりますが、未だに答えが見つかりません。

 僕のポジションは、完全に「一匹狼」です。

 一匹狼というとカッコイイですが、実際には「一人で全部やらなくちゃいけない」「手伝ってくれる上司・同僚・部下もいない」というものです。

 実を言えば、一匹狼というのは、僕の前任者が苦笑いしながら自分で自分のポジションにつけた名称です。まさかその時は、自分がそれを引き継ぐとは思っていませんでした。

 そして現在、僕などは、内心でやっぱり苦笑しながら、自分のことは「大臣」と呼んでいたりします。やりたいと思ったことは、周囲と相談すれば比較的なんでもやらせてもらえる。そういう意味では「力」はあるのかも知れません。だから大臣。しかし一方で、大臣とはたった一人でもあるわけで、そういう立場でいろいろこなさなくちゃいけないのです。

 ですので、時間や精神・体力的な問題から、限界もあります。

 今のポジションに就いたばかりの頃は、どこまでできるのか限界までやってみよう…という思いから、身体を壊すまでチャレンジしてみました。一度あそこで「上限」を見た気がします。

 もちろん、体を壊したとはいえ得たものも大きく、自分なりに実績のようなものも残したし、今までずっとグダグダになっていた部分も、かなり整備できたんじゃないかな~と密かに自負しています。

 先に書くのを忘れていましたが、今のポジションは、たぶん複数ある部署の中でも、一番自分の力を発揮できるところです。だから、やりたいことを、やりたいように、自分なりにどんどんやれる。そういう楽しさのようなものは確かにあります。だから、実績を残すことも、整備することもできたのです。

 とはいえ、異動というものがあります。退職するまで、ずっとこのポジションに居座ることはたぶんあり得ません。

 すると次の課題は、「異動になったら後継の人にいかにうまく引き継ぐか」です。

 これが意外と難しい。仕事の引継ぎの難しさというのは、勤め人なら多くの人が一度は感じたことがあるでしょう。

 まして、僕のように、自分独自の力を限界まで発揮してこなしていたのでは、「僕と同じようにやれ」と後継に言うわけにもいきません。

 理想かも知れませんが、仕事のレベルを、誰にでもできるくらいの丁度いいところまで引き下げて、なおかつ機械的にできるところは機械的に済ませられるように、ますます体制をきちんと整備しなくちゃなりません。

 んで、本題なのですが、そんな思いもあって、最近仕事のレベルをわざと引き下げていました。

 もともと、自分がやるにしても他人がやるにしても、時間・体力・精神的なものをかなり犠牲にしないとこなせない仕事…なんてのはおかしいと思っていたのもありまして。いかに楽して仕事ができるようにするか、をテーマとしていろいろ試みていました。

 しかしそれは、手抜きと紙一重。

 目に見えて仕事の質が落ちているのを見るのは、耐え難いものがあります。

 しかも、良いのか悪いのか、それでも「きうり君はきちんとやっている。今ももちろんそうだ。これからもできる。他にできる人はいない」と、未だに言ってくれる人もいます。

 リップサービスが入っているとしても、ありがたいことです。

 たぶん、傍から見ると、そうとしか言えない部分が多々あるんでしょう。

 リップサービスが入っているとしても、たぶん上記のように仰る人は、嘘を言っているつもりはないと思います。

 でも別に、僕は完璧じゃないですから。

 上記のような言葉をもらうと、至らない点のことが思われてしまうのです。

 先に書いたように、このポジションは、少しは無理をしないとこなせないのです。

 もともとの、与えられている仕事量そのものがおかしいとも言えるのですが。

 今はそれは置いておくとして、とにかく一度限界を見てしまった以上は、今後この仕事を自分がやるにしても自分以外の人がやるにしても、どこかを調整していくしかありません。

 だから、仕事のレベルを下げて「省エネ化」しているのです。

 まとめますと、頑張りすぎても人間には限界があるので続かないし、手を抜いてほどほどにすると、その手抜きぶりから自己嫌悪に陥るし、それでも何故かユルい期待がかけられ続けているので、限界があることにも手抜きをすることにも申し訳なさをおぼえてしまうし。そんな状況なのです。

 これは蛇足ですが、週刊モーニングで『疾風の勇人』が連載されていた頃は、毎週それを読んでやる気になっていたものです。

 主人公である池田勇人が、その能力に期待をかけられて、実力を発揮しつつも、人間的に至らない点などからトラブルを引き起こし、それでも使命感を持って、やるべきこと、やりたいことをどんどんこなしていく…。その姿は僕にとって毎週のカンフル剤でした。あの主人公の姿に、自分を重ね合わせて頑張ることができました。先に、自分のポジションについて「大臣」と表現していた理由も、これでもうお判りでしょう。

 しかし今はもう、『疾風の勇人』はない。

 ちょうど、毎月下旬あたりは仕事の忙しさもピークで、今週は精神的に不安定な状態にありました。今もそうです。珍しく、昨夜は酒飲んで漫画読んでダラダラしてあえて現実逃避していました。やはりこういう時間も必要だなと感じました。