2018年5月22日火曜日

◆脳を鍛えよう

 普段、仕事で文章を書く機会が多いので、そこらへんの能力は衰えていないだろう……と、考えています。

 うん、まあ、完全に衰えていないとは思うのですが。

 ただ、仕事で書く文章というのが、内容的に「いつも同じパターン」「型通り」のものなのです。オリジナリティを発揮する余地があんまりない。

 そうすると、一定のパターンの文章を書くことだけに脳味噌が慣れてしまって、それ以外のパターンを書くための脳味噌の部位が退化していくのではないか。そんな漠然とした不安があります。

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 脳科学の成果なのか、最近は、ハウツーものの本や情報にも、「脳をいかに活かすか、活き活きとさせるか」がテーマとなっているものが多くなってきました。

 人生100歳時代、などと言われるようになってきたので、なおさらでしょう。長生きしつつも、脳や身体をできる限り衰えさせない知恵や工夫が求められています。そうしたニーズと脳科学の成果が一致すれば、上述のようなテーマに沿った情報が必然的に増えてくるわけです。

 ただまあ、ダイエットと同じで、科学の成果が安直に世間のニーズと結びつく場合というのは、どこか胡散臭いところがあるものですけどね。

 情報の発信者が、あいまいな仮説の中から「いいとこどり」をして、商品や情報の提供に利用しているのではないか。そんな風に感じるところもあります。

 科学的な事柄なんてのは、99%が仮説に基づいていると言っても過言ではありません。繰り返しますが、ダイエットと同じで、この間までまことしやかに言われていた説が突然ひっくり返るなんてことも珍しくはありません。

 とは言っても、人間には暗示の効果というやつがあるのです。

 仮説だろうがなんだろうが、その気になったら勝ち、なのだと思います。

 と、そう考えながら、脳関連のハウツー情報と、僕の不安を結び付けてみようとするわけです。

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 いきなりですが、シナプソロジーという考え方がありまして。

 特に難しい話ではありません。脳は、一定のパターンからはみ出すことによって、ますます鍛えられるのだそうです。

 例えば、いつも同じ道を通っているけれど、たまには違う道を通ってみるとか。

 そうすると脳が混乱します。疲れます。だけどその混乱を通して、結果的に「脳が鍛えられる」形になるのだそうです。シナプスが増えてそういうことになるから「シナプソロジー」なんですね。

 たぶんこれ、読書でも有効なんじゃないかな。読んだことのないジャンルや著者の本を読んでみる、それだけでかなり脳は鍛えられそう。

 さて、これを僕の不安に結び付けてみる。

 一定のパターンの文章を書くことだけに慣れてしまって、それに不安を感じている僕。ならば、それとは別の全く違うパターンの文章を書いて、「脳を鍛えさせる」ことが大切だ、という結論になります。

 しかし一方で、某ハウツー本には、「脳をあんまり疲れさせるな」とも書いてあります。

 どうも、人間が感じる疲労というのは、脳がそう思い込んでいるだけで、半ば暗示のようなものらしい。頭では「疲れた~」と思っていても、肉体的には意外とそうでもなかったりすることが、実際にあるそうです。

 脳が一番疲れる要因は何かというと、「あれこれ迷う」ことです。

 深刻な悩みはもちろんですが、日常生活で「次は洗濯をしようか、台所仕事をしようか」というちょっとした迷いや悩みも、脳を余計に疲れさせるらしい。

 ちょっと取りとめなくなりそうなので、あんまり細かくは書きません。とりあえず、さらなる結論として、

①普段は脳をむやみに疲れさせず、
②ポイントを押さえて、脳を逐次「混乱」させることで鍛えていく。

 の2点が大切だということは言えそうです。