2018年5月16日水曜日

◆A氏のモヤッ

 ふた回りくらい年下の同僚A氏が、恋人B氏との関係について「ちょっと悩んでいる」とのことでした。

 話を聞いてみると、ABの2人は趣味がきっかけで出会ったそうです。

 ゆえに、2人は恋人同士であると同時に趣味仲間でもあるわけです。

 一方で、B氏には、趣味仲間の友人がたくさんいます。男女関係なく、趣味の世界で幅広くお付き合いしているんですね。

 それでB氏はツイッターやフェイスブックをやっていて、いいね!だのリツイートだのリプライだのコメントだの、インターネット上で毎日いろんなやり取りをしています。

 で、A氏にしてみると、B氏がそうやってSNSで趣味仲間とやり取りしているのが、モヤモヤの種になるらしい。

 例えば……、

 A氏が午前中に仕事をしていて、昼休みにB氏のSNSを覗き込んでみます。するとB氏は午前中に新しい投稿をしていて、その投稿にコメントとかリツイートとかいいね!とかがバンバンつけられている。コメント欄の中には、言い合いみたいになっているのもあります。

 A氏から見れば、自分の知らないうちにB氏がSNS内でどんどん行動している形です。さらに、趣味仲間たちとのやり取りの内容までもが、常に「丸見え」です。この事実に、なんかモヤッとしてしまうのだそうで。

 この「モヤッ」というのも実にいい言葉です。怒りとか悔しさとか不満というほどではなく、あえて別の言葉を選べば「違和感」でしょうか。A氏はとにかくそういうものを感じているそうです。

 まあ、嫉妬なんでしょうね。

 A氏は、もともと依存体質のようなところがあるそうです(自称)。だから、自分の知らないところでB氏が活動していることについて、嫉妬と不安を感じるのではないでしょうか。

 まあ、とにかく「モヤッ」というレベルなので、嫉妬とか不安とかの言葉で言い表されても、きっとA氏は納得しないかも知れません。とりあえず僕からはそのように見えます。

 A氏は、B氏にSNSをやめさせたいというわけでもないのです。とにかく、SNSでの活動の様子が「見えすぎる」ことにモヤッとするらしい。

 SNSの出現で、こういう感情が湧いてくるものなんだな~と、僕は興味深く思いました。

 僕からは、具体的にああしろこうしろと対策を指示するようなことはしませんでした。

 ただ、男女のお付き合いの際、そういう「ちょっとした違和感」はほったらかしにすべきではないと常日頃考えているので、それだけは言っておきました。

 男女間の「ちょっとした違和感」って、そのまま妥協してほったらかしにしておくと、のちのちそれが致命傷になることがままありますからね…。

 だいたい、ケンカだとか別れたとか、その理由をよく聞いていると、「付き合った当初から違和感はあったけど、我慢したり見て見ぬふりしたりしているうちにだんだん膨れ上がって、気が付けば限界に達していた」みたいなのがけっこう多い気がする。(※個人の感想です)

 最初に書いた通り、A氏は僕よりふた回りも年下です。ですから、人生の選択肢はまだまだたくさんあります。B氏との関係を大切にするのはもちろんいいことですが、我慢に我慢を重ねてまで視野を狭めることはないでしょう。