2016年5月9日月曜日

◆来し方調べ

 近頃「年表マニア」みたいになりつつあって、読んでいる書籍の中に年号を見つけるとハッと反応してしまいます。

 手作りの、さまざまなジャンルの年表も作っています。内閣市、事故災害史、格闘技史、郷土史などを並べてみると、ちょっとカオスですが実に面白い。

 年表のネタは、自分にとって身近であればあるほど面白いです。ですので自分史はもちろん、一族郎党の歴史なども並行して作ってみています。

 で、そんな中で浮上してきたのが、父親の経歴。

 こないだ実家に行った時に、遊び半分で父親のこれまでの経歴について聞き取ってみました。

 そこで父親が思い出したのが、僕が学生の頃に書いた「父親の半世紀」という作文。

 確か、あれを書いたのは中学生の頃でしょうか。

 理由は覚えていません。学校で課題を出されたのだと思います。

 で、とりあえず父親にインタビューをしてみたのでしょう。

 けっこう真面目に書きました。あとで先生から褒められたのを微妙に覚えています。

 僕はそんなのすっかり忘れていたのですが、さすがに父は覚えていました。「あれをもう一回見せてみてくれ」と。

 今回の、僕のインタビューが引き金になって、父も「自分史」への興味が湧いたようです。

 人間、年を取ってから自らの来し方に興味が湧くというのはよくある話。父ももう結構な高齢なので多分に漏れず…です。

 一応、それなりに力を入れて書いた作文は、一通りデータで保存してあります。中学生の僕が書いた「父親の半世紀」を、引っ張り出して、父親に渡す前に目を通してみました。

 ……面白い(笑)

 家族の歴史を真面目に文章で書くなんて、なんとなく恥ずかしくて、当時は読み返すこともなかったし、父親にも見せていなかったんですけどね。今読むと思いのほか面白かった。

 文章の雰囲気は、今とあまり変わっていません。当時よく読んでいた横溝正史の影響か、表現が変に時代がかっています。でもまあ、読める文章ではある。

 父親の歴史は戦中~戦後の昭和の歴史と見事に重なり合っています。ですから、今この歳になって読み返すと、へええ~と思うところが多い。たぶん中学生の頃は、時代背景についてはイメージがいまいち湧かないまま、言葉だけで「作文」していたんじゃないかな。

 父親の履歴と同時に、自分の過去をも振り返ることになった一日でした。

 少し年寄り臭い趣味かも知れませんが、振り返ってみることは面白い。皆さんもいかがでしょう。