2016年1月25日月曜日

◆新年会

 先般の新年会は、大変な幸運に恵まれました。

 元来、ああいう場で何も出来ない性分で、30歳を過ぎたらいよいよ「飲み会に行っても何も話すことがない」人間になってしまいまして、なんでみんなそんなに話題があるんだろう、と不思議に思いながら、ウーロン茶を飲んでおります。

 無理やり話そうとするにはアルコールの力を借りるほかはなく、それで思い切って飲めば今度は周囲に迷惑をかけること必至なので、いずれにしろひどい自己嫌悪に陥るということになりかねず、結局何もしない方がましということになります。

(話題によってはいくらでも話すことはあるけど、一方的になりがちだし)

 いつかネットで「飲み会モーゼ」だったかの言葉を見かけたことがあり、ああこれは僕だなと腹の底から納得しました。その人のいる場所から、グループが半分に分かれてしまうのです。どちらのグループにも入れない、ジャック・ア・ランタンのような存在ですね。だからそういう人は最初から真ん中に座るか、隅っこに座った方がいいらしい。

 孤独のグルメでもありましたね、「俺が喋ると場の空気が止まってしまうようでつらい」というの。まさにあれです。

 で、先般の新年会ですが、私に話しかけて話題をふっていただいたおかげで、時間もさほど長く感じずに済みました。助かりました。

 飲み会で僕に話しかける、ということ自体わりと感心するのですが、当人いわく「俺は八方美人ならぬ十六方美人だから」とのこと。それは立派な才能です。

 いずれにせよ僕は家庭のこととか子供のこととか、さほど深刻でない他人の欠点の話とか、新しい店の新商品とかおいしいものについての話題とか、自慢話とかについては持ち合わせがありません。文字通り「話にならない」人なので、話題をふっていただくとかえって申し訳なくもあり。いえ、感謝はしています。ただ、感謝というくらいですから、謝りたいと感じているわけで。

 むろん僕も、腹の底から感心をもって他人に話しかける、などということはごく稀で、やはり話しかけらることそれ自体僥倖なのでしょう。

 その点、カラオケはいいですね。歌ってりゃいい。僕がガチで歌うものは大概誰も知らないか、「えっそれ歌うの?」みたいなイタいものが多いのでそれもつらいけど。

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