2016年1月24日日曜日

◆理念先行型に注意

 道義的責任という言葉を振りかざし、他人を責める人がたまにいる。

 だが道義的責任という言葉は、実際には内容空疎である。批判のためにこの言葉を持ち出す人は、信用すべきではない。彼は結局、空疎な理念を用いてリンチしたいだけなのだ。

 空っぽの理念にのっとって物事を進めようとする傾向は、珍しいものではない。標語やスローガンの類いも、その典型だろう。

 別にそれが無意味だとか嫌いだとか言いたいわけではない。理念にのっとって行動するのは演繹的だが、果たしてその理念は、現場感覚の積み重ねで帰納的に作られたものなのかが問題だ。道義的責任、男女平等、一億総活躍社会…。理念のための理念になっているものが世の中には多すぎる。

 理念は、現場感覚の積み重ねから作った方が良い。そういう理念なら、迷いが生じた場合の良い道標になる。何となく正しそうな流行のキーワードで引きずられてしまいそうになったら、遠慮なく一旦踏みとどまろう。

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