2015年1月1日木曜日

◆おせちとお酒をめぐるたわごと


 あけましておめでとうございます。

 今年のお正月は、とても爽やかに迎えることができました。

 大晦日の夜は雪が降り、元日も午後からは少し天気が崩れたのですが、午前中は晴れでした。街で見た山形市の初日の出も実に鮮やか。外もそれほど寒くなく、空気も冬独特のクリアさで、積雪もそれほどでもなし。本当に爽やかでウキウキしてきましたよ。

 ところでおせち料理を軽く食べたのですが、僕はもともと「甘く煮たおかず」が苦手です。食べられなくはないけど、塩味の方が好きなのです。

 ですから、恒例の昆布巻きとか田作りなどは、そんなに食べたいとは思わなくて。

 でも「甘く煮たおかず」は苦手でも「甘いもの」は基本的に好きなので、栗きんとんや錦糸卵、黒豆などは、つい手が伸びてバクバクいってしまいます。

 とはいえ、おせち料理って、基本的にだんだん食べ飽きるものなんですよね。

 決して、ごはんのおかずになるようなラインナップではないし。

 甘いものが好きな僕などは、「おせちにはお茶が合うなあ」などと、まるで茶菓子でも食べているときのような気持ちになりました。

 となると、おせち料理っていうのは、当世風に言えば一体「誰得」なんだろうとふと思ったのですが、考えてみればこれ、全部「お酒のつまみ」なんですかね。

 お正月といえばお神酒を捧げる祝い事。人間だってお屠蘇を飲みますし(僕は飲まないけど)。おせちを「食事」だと思っていた僕は、そのことに今さらのように気づきました。

 お正月って、みんなそんなにお酒飲むのかなあ。

 日本の女性たちが、紅白歌合戦を背に聴きながら必死に作るお正月料理の代表格が、どっちかというと男たちがガハハと酒を飲むためだけの「おつまみ」でしかあり得ないなんて、もったいない話だと思うんですが。

 僕の住む天童市あたりだと、元日の午前中ともなると、自動車で出歩いている人も結構多いですけどね。運転している以上、彼らは飲酒はしていないのでしょう。普通にラーメン屋とかに入っていく人も多く、「お正月」という雰囲気を持て余していつも通りの休日のような過ごし方をしている人も多いのだと思います。

 まあそれは別にいいんですけどね。それはそうと、「おせちはお酒のつまみである」という僕の勝手な思いつきをそのまま押し進めていった場合、僕の好むような甘いものをお酒のつまみにするのって、考えてみると結構意表を衝いています。

 甘いものがお酒のつまみになることって、そんなに多くないですからね。

 ただ、確かに合うものは合うのです。酒好きではない僕でも、「日本酒と餡子」とか「チョコレートとウイスキー」とか「シフォンケーキとスパークリングワイン」とか、感動したことがあります。

 甘いものをおつまみに屠蘇に酔う…というお正月の慣わしは、意外と現代人が忘れた「飲酒の知恵」なのかも?