2014年11月14日金曜日

◆それでもブラック企業で働く人たち

 ブラック企業という言葉が急に流行り出して、レッテル貼りも盛んな昨今。

 もちろん本物のブラック企業に対しては義憤を感じますし、なんとかしなきゃいかん! と思います。

 とはいえ、その一方で、ブラック企業と呼ばれる組織で、僕らが今こうしている間にも黙々と働いている人たちがいることも事実です。

 そういう人たちは、過労死することもなく、とにかく日々仕事をこなして黙々と働いているわけです。働き方に耐え切れず、過労死したり自殺したりする人がいることは由々しき問題ですが、逆に、じゃあ死ぬこともなく働いている人たちは、どうして無事でいられるんだろう? と不思議に思うことがあります。

 ブラック企業に対しては、つい上から目線で「こんな悪い企業はバッシングしてやろう」などと考えてしまうものです。それはそれで正義に適っている部分があるのかも知れません。

 でも、黙々と働いて日々仕事をこなし、家族を養っているごく普通の人たちがいるのもまた事実です。そういう人たちを、あえて社畜呼ばわりしたりする必要はどこにもありません。

 過労死したり自殺したりするほど追い詰められる人が、例外的だと言うつもりはありません。ただおそらく、数で言えば、自分の勤め先がブラック企業と呼ばれても、それでも日々黙々と働いている人たちが大多数だと思います。

 そうした物言わぬ人々の存在はどんな正義によって支えられているのか。彼らはどのような方法で、無事に過ごせているのか。僕はそこが気になって気になってたまらないのです。

 というのは、僕の勤めている会社も、傍から見ると「わりとブラック」らしいのです(笑)

 以前、東京の知人に会いに行ったさい、僕の職業について話したら「私の友達にも同じ人がいます。わりとブラックなんですよね?」と、確認を求められてしまいました。

 いや、そりゃまあ、いろいろありますが。

 だけど自分の所属先を、外部の人からいきなり「ブラック」と呼ばれると、あれっそうなのかなと違和感をおぼえるのです。

 確かに、自分の勤めている会社が社会的にマトモなのかどうか、それを改めて考えてみるのは大事なことでしょう。

 でも、今までそこで自分はがんばって働いてきた、その事実もまた自分にとっては大事な歴史であるわけで。それもまた社畜の奴隷根性に支えられているに過ぎないと言われれば、いやそれは言い過ぎじゃないのと思う人はきっとたくさんいることでしょう。

 そこのところ、どうなんでしょうか。皆さん。