2014年9月1日月曜日

◆読書で人は変わらない

 最近よく考えるのは、人生における読書の効用について。

 よく「読書は人生を豊かにする」「読書は教養が身につく」「読書は人格形成に不可欠」みたいな言い方がなされます。

 また『宮本武蔵』でも、武蔵が監禁されて読書漬けにされた結果、人格が改善されて人間が変貌するというシーンがありました。

 読書で人が変わる、ということは確かにありうると思います。宮本武蔵ほど劇的ではないにしても。

 ただ、一概にそうと言えるわけでもありません。はっきり言って「読書家だけど人格破綻している」という人もいますからね。

 また僕なんかは、比較的本を読む方だと思いますが、そのおかげで人格的にグングン成長しているかと問われれば「?」と首を傾げずにはおれません。

 結局、読書が人格に先立つのではなく、人格が読書に先立っているのでしょう。

 松岡正剛が書いていましたが、読書に先立って「何かが起きている」のだと思います。