2014年6月5日木曜日

◆『未解決事件の戦後史』


 内容はタイトルの通り。

 ただし「未解決事件」というと犯人が全然分からないまま……というイメージがありますが、ここで取り上げられている案件の多くは、むしろ「曖昧なままウヤムヤになってしまった事件」です。

 僕の父親にも読ませてみたのですが、「改めてこうやって見てみると、ウヤムヤなままになった事件って多いんだな~」と感慨深そうでした。特にロッキード事件の記述が印象に残ったようです。

 ちなみに僕はといえば、学生運動から重信房子の暗躍あたりまでの流れを興味深く読みました。

 まあ正直、今さら赤軍派とか日本赤軍とか連合赤軍とか言っても、違いなんてどうでもいい感はあるんですけどね。

 でもこうして、ざっくばらんではありますが歴史の流れに沿って体系的に見てみると、なかなかドラマティックです。『狼の牙を折れ』も読みたいなあ。

 著者あとがきにあった、子供の頃に指名手配のチラシに心ときめいたという記述にも「あ、僕とおんなじだ」と思いました。

 僕も子供の頃、劇場とか交番とか、あちこちに貼ってある指名手配を見るのが好きでした。

 なんか、非日常的な怪しい香りがプンプン漂っていて、惹かれていたのです。

 まだ僕が幼少の頃というと、赤軍つながりの連中の顔写真が前面に出ていました。ですから、馴染みがあるといえばある。子供の頃にそんな風に見慣れていた連中が、実際にどんなことをした奴らなのかを改めて知りました。