2014年5月28日水曜日

◆六魂祭感想(行ってないけど)

 六魂祭が先日、山形市で行なわれまして。

 人も集まり、大賑わいで大成功だったのは何よりです。

 しかしそれにしても、この六魂祭のスローガンである「東北の復興」って、何を意味するのかそろそろ立ち止まって考えてみてもいい気がしますね。

 電通の主催で祭りやって、人が集まれば「復興」なのか。山形県の観光事業が潤えば「復興」といえるのか。お金がどこからどう流れていけば「復興」なのか。

 復興ってなんなんでしょう。そもそも、震災が起きる前の東北って、何がどんな状況だったのでしょう。どんな地点に「復興」するといいのか。

 たぶん、そこらへんをはっきり認識している人は、あんまりいませんよね。

 事実、山形県は今さら「復興」するまでもなく、県民はもはやあの大震災が何年前の出来事だったかよく分からなくなるほど、ごく普通の暮らしを送っていると思います。

   ★

 それはそれとして、僕は六魂祭に足を運んではいませんが(人混み嫌い)。直前に群集事故のことをいろいろ調べていたもので、あの大行列、大混雑をネットの画像で観た時はゾッとしました。

 人混みを何列にも分けて何百メートルも並ばせたり、ロープを張って往路と復路の人々を整理したり、急遽入場制限が行なわれたり……。

 僕の場合明らかに考えすぎなのですが、2日間の祭りのうち、初日でそんな状況だったらしい、というのを見聞きして「これは人死にが出るんじゃないか…」などと危惧したものです。

 でもそういうこともなかったようで、めでたし。

 一昔前に比べると、こういう「整理技術」ってずいぶん発達したんだなーと思います。

 たぶん、もう十年以上も前の出来事ですが、明石市の歩道橋事故の影響は大きいでしょうね。

 そういう歴史を踏まえてみると、「DJポリス」とか本当に素晴らしい。

 巧みな話術で人混みを和やかにして、大混雑の中の待ち時間すらも楽しい時間に変えてしまう…。まさに人間の知恵です。

 思うに、こういう場合の群集整理で大事なことのひとつに、「仲間意識」というのがあると思います。

 大混雑でイライラしてくると、周囲が敵のように思えてくるんですよ。

 で、押しのけたり、我先にと殺到したりして、大惨事になるわけです。

 そこでDJポリスが面白いことを言って、みんなでクスッと笑ったら、たぶんたったそれだけのことで大惨事は避けられるんですね。

 何気ないことですが、「みんな一緒に笑う」ことの効果は絶大だと思います。

 別に群集工学とか勉強したわけでもなんでもない僕ですが、この「仲間意識」が大事だっていうのはそれなりの根拠がありまして。コミケの大混雑で事故が起きたという話を聞いたことがないのは、おそらくそれのおかげじゃないかと考えているんです。

 とりあえず六魂祭については、そんなことを考えていました。