2014年3月4日火曜日

◆都会で雪が降ると笑ってる

 僕ら東北人の都会コンプレックスのあらわれの最たるものが、「東京で雪が降ると喜ぶ」というものでしょう。

 東京の人が聞いたら気分が悪くなる話かも知れませんが、雪国の人間にはどうしてもそういう部分があります。

 ニュースなどで、東京の人が思いがけない積雪で転んだとか、電車が停まったとかいう話を見聞きすると、こう言い合っているのです。

「なんだそれくらいの雪で大騒ぎして。こっちだったらそんなのなんてことないよ。歩き方が分からないんだな! だから転ぶんだ。はははざまをみろ」

 これ、ホントです。

 面白いことに、これがたとえば群馬あたりになると、たぶん嘲笑う人はいません。こないだ、関東圏でも大雪になってハウスがつぶれたとか農作物が駄目になったとか、ニュースで報じられていましたが、あれについては同情を禁じ得なかった東北人は多いと思います。

 東京だけを笑ってる。明らかに、都会コンプレックスのあらわれですね。

 反対に、こちらの状況を自慢するパターンもあります。都会の人から「こっちの雪はすごいですね!」と驚かれると、ドヤ顔で「ふふんそうだろうすごいだろう、これがこっちでは毎年当たり前なんだぜ!」と嬉しそうな顔になる。

 僕としては、前者の、都会の人のことを笑ってしまう心性だけはなんとかした方がいいんじゃないかな…と思うのですが。

 まあ地域の特性でしょうし、別にいい子ぶるつもりもないんですけどね。

 ただ日本列島どの地域でも、なんの問題もなく完璧に住みやすい楽園のような場所なんてありません。雪が降ったり、台風が来たり、不便だったり、離島だったり、空気が悪かったり、治安が悪かったり、それはいろいろあるでしょう。それぞれの苦労があると思います。だから簡単に笑う気分には、最近あまりなりません。