2014年2月11日火曜日

◆「連れ回し」犯って何考えてるの?

 事故や犯罪には興味がありますが、最近特に僕が思いを馳せることが多いのが「児童の連れ回し」について。

 近頃、二十代以下の少女(男の子の場合もあるけど)が誘拐され、連れ回され、最終的に無事に保護されるという事件が続発してますね。

 あの「連れ回し」というのがよく分からない。一体何がしたくて、わざわざ連れ回すのでしょうか。

 営利誘拐とか、わいせつ行為目的なら、まあそれなりに納得がいきます。とにかく目的ははっきりしているわけですから。

 だけど「連れ回し」とは一体なんなのか。身代金の要求も、肉体的な暴行もせず、ただ連れ回すだけですからね。

 もしかすると、ニュースではデリケートなところを伏せて報道しているのかも知れません。でも、見聞きした限りでは、いわゆるわいせつ行為には及ばなかったのかな……と感じるケースもあります。

 ただ、仮にわいせつ行為があったとしても(考えたくもないけど)、誘拐犯たちは児童を殺していません。最終的には解放したり、あるいは警察に捕まって児童は無事に保護されたりと、そういうパターンが結構ある。

 正直、僕らは児童が行方不明になって公開捜査なんてことになると、最悪のパターンという奴をどうしても考えてしまいます。ですから児童が無事に保護されたりすると、もちろん本当に良かったなあと思いつつも、頭の片隅では意外な感じもしますよね。

 その、いわば「意外感」をはっきり言葉で言ってしまえばこうなるでしょう。「本当に児童が無事なら、一体なんのために誘拐したの? なんで口封じもせずに解放したの? 一体何がしたかったの?」と。

 いわゆる「連れ回し」や、それに準ずる誘拐事件には、こういう不思議さがあります。

 憶測に想像を重ねるようですが、こういう事件の犯人というのは、ひょっとすると純粋(?)に「可愛いから連れ去った」だけなのかも知れないな、という気がします。

 最近、僕も仕事でいろんな世代と言葉を交わす機会があって分かったのですが、あの「連れ回し」の被害に遭う年代の少年少女というのは、可愛いんですね。それは例えば、弟とか妹とか自分の子供とかがいなくて、今まで子供と触れ合ったりする機会がなかったような一人っ子の独身男性などにとっては、目の醒めるような可愛らしさです。

 もちろん、子供なんて完全な天使ではありません。他人の子供だから可愛いいのであって、ちょっと長めの時間一緒にいれば憎たらしくもなることでしょう。

 で、可愛いから仲良くなりたい、一緒にいたい、と、「連れ回し」犯人の心理というのは単純にそういうことなんじゃないかなと感じるのです。

 もちろんその発想や感性自体はともかく、それを実行に移すのはあまりに幼稚です。可愛いからって誘いをかければ、それだけで犯罪です。そんなの、ちょっとニュースを見ていればすぐに思い至ることです。僕の想像に一理くらいあるとすれば、そこに思い至れない幼稚さこそが、連れ回し犯の本質なんだろうなと思います。

 最初、僕の頭には「草食系犯罪者」という言葉が浮かんだのですが、これもちょっと違うかな。連れ回し犯というのは基本的に幼稚なのであって、なんとなく欲しくて他人のものを盗んでみたけどどうしていいか分からずそっと返す、そういう子供の心理に近いのではないかな。

 と、最近思いました。