2013年10月19日土曜日

◆筋肉少女帯とわたくし


 東沢バラ公園。うすぼんやりしているのは、たぶん雨のせいと光の加減を間違えたから。

 ……どうやら僕はこの、村山市にある「東沢バラ公園」が好きみたいですね。こうして事あるごとに写真を載せたり、あまつさえ『殺人鬼幻想先生』という小説(実は個人的にお気に入りの作品)では、主人公と殺人鬼の対決の場に設定したりしています。

『殺人鬼幻想先生』も、ちゃっちゃと推敲して電子書籍化したいところです。なんかここ数年の間に書いた作品群の中では、「最後に書いた推理小説」という感じもします。扱っている題材は凄惨なものですが、推理はたぶん、正統派。

   ☆

 話は変わりますが、筋肉少女帯は「わりと」好きです。なぜわざわざ「わりと」をつけるかというと、継続的な大ファンでもないからです。

 このバンドの存在を知ったのは、中学2年の頃でした。確か「蜘蛛の糸」がヒットしたあたりで、Mステやポップジャムで歌っていたのが印象に残っていました。

 それでベスト・アルバムの『筋少の大車輪』『大水銀』などを購入し、聴いてみたら、痺れました。こんな歌が存在するのか、と驚きと感動をおぼえたものです。

 ただ、「蜘蛛の糸」が収録されていた『レティクル座行き超特急』でしたっけか、あのアルバムは内容が全体的に濃すぎて、このバンドを追いかけ続けるのは骨が折れそうだな、と若干「引いた」のも確かでした。

 大槻ケンヂの小説やエッセイも、かなり読んだ方だと思いますが、いまいちハマり切れませんでしたし。

 とりあえず、自分が気に入った範囲だけで、ファンになっていたということです。

 でも高校に入ったら、同級生の女の子に筋少のファンがいまして。ファンクラブにも入っている程の熱烈な入れ込みようでした。その人と話をしていたら、なんとなく僕の興味も再燃して、今まで持っていなかったアルバムも何枚か購入しました。そして、先に書いたような「自分が気に入った範囲」もまた拡大しました。

 次は、大学時代です。

 話の流れは忘れましたが、何か面白い音楽はないか、と友人との間で話題になったのだと思います。それで筋少のアルバムを貸したら、彼の方がどっぷり首まで浸かるほどのコアなファンになってしまいました。

 もともと彼は、気に入ったアニメや漫画などのグッズを徹底的に買い揃えるコレクターでした。だから筋少にハマッたため、まず彼はアルバムを買い揃え、そして大学を卒業して社会人になってからは、ライブやコンサートにも積極的に参加する「追っかけ」になりました。

 で、その彼をこの道にハマらせた当人である僕としては、心のどこかで「なんでそこまで」と思っていたのですが(笑)

 でもその彼も、最新のアルバムなどが出ると、今でもその都度僕に貸したりしてくれます。ですから、おかげさまで僕も筋少の作品だけであればそれなりに追いかけることができているし、またその中には、やっぱりカッコよくて素晴らしい、僕好みの作品もあります。

 あまつさえ、今でもカラオケで歌ったりするのですが(内容的に濃すぎるので、相手を選ぶけど)、そうすると今度はまた、それを聴いてくれた人が「筋少すごいね、いいね」と言ってくれたりします。

 こうやって思い出してみると、僕と筋少の関係はいささか奇妙です。本人は大ファンでもなく、いくつかの曲が今でも特に好きで、わりと昔から知っているというだけ。でも筋少そのものが持つ魅力なんでしょうね、僕がその作品を披露すると、そのような「そのものの魅力」に気付いてくれる人がいるのです。