2013年10月13日日曜日

◆挫折の歴史


 山形県村山市、最上川三難所のひとつ「隼の瀬」。舟での輸送の際、ここでは大変苦労したそうです。

 少し前に気付いたのですが、僕の人生も、この「隼の瀬」のように、浅瀬に乗り上げて座礁してばっかりです(座礁というのは本来、海難事故の用語だと思いますが)。

 今まで何に座礁というか挫折してきたかというと、受験、恋愛、就職、転職、結婚、介護、共同生活、ぜ~んぶです。

 どれもこれも、一度やってみて「やっぱりやめた」の繰り返し。

 とはいえ別に、自分はこんなにダメな奴なんだと自虐的な文章を書きたいわけではなくて。むしろ、このことに一度気がついたら、かえって清々しいところがあります。

 僕の場合、色川武大の文章の影響もあるのかも分かりませんが、自分の欠点とか黒歴史を自覚的にある程度まで直視するのって、小説なんてものを書くにあたってはむしろ栄養だと思っていますからね。

 こんな僕の人生でも、今のところなんとか挫折せずに続けているのが、結局「小説を書くこと」なわけです。

 でも、これだって、諦めざるを得ないような障壁が今のところ存在しないから、かろうじて続いているだけなのかも知れません。今後どうなることやら。

 それに、もちろん「やめたい」と思ったことはないけれど、一度この「小説」という呪縛から解放された自分を見てみたい気もしますね。

 何も書かない自分というのがありうるとしたら、それはどんな自分なのか。

 考えられるのは、「絵」かな。幼少の頃は漫画家を目指して絵ばっかり描いていましたから。

 結局、ものを創作することからは離れられなさそうな気がします。