2013年9月26日木曜日

◆向井潤吉の油絵


 さあ、帰ろう。

 カメラや写真については、僕はあくまでもアマチュアです。

 ただ、自らカメラを使うようになって以降、「現実を切り取る」ということについては、ぼんやりと色々なことを考えずにおれません。

 まあ、どんなことを考えているかについては兎も角……。

 その延長で、絵画にもちょっぴり関心が湧いてきました。

 もともと、学生時代は日曜日美術館を毎週見る程度には、絵画や美術全般に関心があったんですけどね。今はそれより深まっていると思います。

 向井潤吉という人の油絵を知る機会がありまして。

 これが、すごい。

 絵を描くことと、現実を切り取ることと、写真で撮影することの関係を僕はつらつらと考えてしまうことが多いのですが、この人の絵を見て、さらに謎は深まりました。

 絵筆に油絵の具をつけて、ススススッと線を引く。

 それだけで、なぜあんなふうに、まるで写真のように木々を描写できるのか。

 いえ、描写されている木々は、もはや写真以上。ついでに言えば、僕の眼に見えるごく当たり前のようにそこにある本物の木々以上に、本物らしいのです。

 こんな表現が人間に可能なのか、と。

 今まで、画家の画集なんて買ったことがありませんでしたが、この人のは買うかも知れません。

 こういう出会いと発見って、あるんですね。