2013年7月6日土曜日

◆初心にかえる


 秋田駅前にかつて存在した『ホテルハワイ』。今はがらんどうです。昔、火災で死者が出たことがあり、ホームページでも「当ホテルは耐火構造です!」とものすごく強調していたのが印象的でした。

 自分の執筆活動のことでふと気付いたのですが、ここ1~2年ほど、「新作を仕上げる」ことをやっていないような気がします。

 過去の作品の推敲とか加筆修正は、行っているんですけどね。新しい作品を完成させていないのです。

 いえ、完成させていることは、させている。でも、どれもこれも大変に出来が悪くて気に入らない。ですのでお蔵入りにしてあるのです。

 去年書き始めたカメラマン小説がそうです。

 あとついこの間、一応最後まで書き上げた『夢のうちに想ひぬ』というタイトルの小説も、これもものすごく気に入らないので作り直すつもりです。

 スランプというには大げさですが、どこか調子が悪いみたいですね。

 何か、やり方が間違っているのかな。

 心当たりがないわけでもないです。僕の場合、推理小説に必要のない要素を意図的に盛り込んでしまうと、作品のバランスが悪くなるという特徴があります。たぶん。

 核になるアイデアは推理小説にふさわしい(と自分では考えている)のに、そこにキャラクターだとか恋愛要素だとかを外部から持ち込んでしまうと、あんまりよくない。

 そういう要素が、核になるアイデアの「内側から」必然的ににじみ出てくるような類のものならいいんですけどね。まるきり「外側から」持ち込んでしまうと、失敗しやすい。少なくとも自分では出来が悪く感じられる。

 ですから不純物のない推理小説として仕上げるか、あるいは推理小説的な要素を最小にしてしまうか、そのどちらかがいいんでしょうね。

 よし、それでいこう。

 初心にかえるというやつですね。