2013年5月2日木曜日

◆山形県「山寺」参拝と、魔のすべり台

 去る2012年の山形オフ会のさい、山形県の有名な古刹・通称「山寺」へ行ってきました。

(この記事は、以前にも同じものを投稿したのですが、ある日から写真が表示されなくなったので、再掲載します。山寺の「すべり台」ネタで見に来てくれる方も多いようで、そのままにしておくのはもったいないと思って。)





かつて天台宗のお坊さんたちが修業したというこの山で、1,050段あるといわれる石段をひたすら上る、上る、上る。



今回来てくれた女性ふたりには、ちょっときついかな~と心配だったのですが、みんな体調を崩すこともなくてっぺんまで上り切りました。めでたし。



梅雨の時期で暑かったのですが、でも彼女たちが滞在できるのは二日間だけ。んで前日は大雨でしたからね。大雨の中で山寺の石段を上るのと、ちょっと暑い中で上るのとでは、後者の方がまだまし……だったと思うのですが、どうでしょうか。

途中では、こけしの人形付き(こけしは山形県の名産品のひとつ)の手紙を送付することができるサービスもありました(有料)。みんなで寄せ書きをして、今回来られなかった某氏へ送ったりしてみました。



頂上からの眺めも最高!



これは、花を手前に据えて気の利いた写真を撮ろうとして失敗したもの。



ちなみに山寺にはたくさんの巨岩があります。それも自然にくりぬかれたのか、お坊さんによって削られたのか、穴だらけの、なんともこの世のものならざる異様な岩ばかり。そんなものがゴロゴロしているため、山寺というのはどことなく異界めいた雰囲気があります。



実を言うと、きうりはこの「巨岩」というやつが苦手です。単純に、これが崩れたりゴロリと転がってきたりしたらどうしよう……としょうもないことを考えてしまうのです。



まあ意外と、この恐怖感も、かつての修行僧たちの自然に対する畏怖とつながっているのかも知れませんね。そればっかりじゃないけど、今回の山寺石段上りでは、昔の人々のことにかる~く思いを馳せたりしました。

また石段を上っていくと、途中途中で「こんな山の中に!?」と驚いてしまうような立派な寺院や建造物があります。それらが、先述の巨岩や、また鬱蒼と生い茂る林の中に建っている様子はいかにも「修行場」です。




楽しかったなあ。



さてそれで、ここからが本題というか、おまけというか、まあどっちでもいいのですが……。

山寺に上ってきた翌日、職場の同僚にそのことを話したのです。するとその同僚がパッと目を輝かせてひとこと、こう言ったのです。

「すべり台は見てきた!?」

は? すべり台?

最初はなんのこっちゃと首をかしげました。

すべり台って遊具のことだろうか? 山寺の周辺に公園なんてあったっけ? 芭蕉園ももうずーっと前になくなったしなあ(注・芭蕉園は、川を挟んで山寺の向かい側にあった遊園地)。

「なんだ、きうり君知らないのか~」

同僚はそう言って、さるサイトを教えてくれたのです。

それがこちら。

ななな、なんですかこれ!

かつて山寺にすべり台があった……!?

しかも都市伝説とかではありません。このレポートを見る限り、マジです。

実はこのサイトを教えてくれた同僚は廃道や隧道が好きで(本人の名誉のためにマニア、という言葉は使わないでおきます)、ずっと以前から知っていたそうです。

彼によると、このすべり台のことは決して誰も知らないというわけではないようです。けっこう「知る人ぞ知る」という形で記憶している山形県民もいるらしい。

いやはや。紹介してもらったサイトを見る限りでは、僕らはそのすべり台の手前まで行っていたのですよ。二人にも見せておけばよかった……!

山寺の頂上まで上ったことがある方は、皆そのすべり台の手前まで行ったことがあるはずです。なにせ、あの展望台のようになっている場所のちょっと下、立入禁止の看板が立っているその先に、すべり台のスタート地点があったのですから。

その看板には「ここから先は修行場なので立入禁止」と書いてあって、今までバカ正直にそれを鵜呑みにしていましたが……、まあ確かにその先はある意味で修行場だったのですね。

山寺にまたひとつ、異界をみた。

ちなみにきうりの父親に後日、聞いてみたところ、父も昭和30年代に山寺を訪れたさいにこのすべり台を使ったことがあるそうです。ゴザを使ってふつうに滑り降りて、当時からして「大人だったらゆっくり滑れるけど、子供は危ないだろうな」と考えたとのこと。

その後、このすべり台で事故があって、それ以来封鎖されたというのもどうやら本当の話のようです。

おしまい。

※念のため書いておきますが、このブログの文章は、この「すべり台」を見るためにいたずらに足を運ぶことを勧めるものではありません。レポート記事を見る限りでは、そこは決して安全な場所とはいえないようです。このブログ記事を読んでから山寺に上ることがあっても、なんであれ立入禁止の札より先には行かない方が無難だと思います。きうり


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