2013年4月4日木曜日

◆賢者は歴史に学ぶ


 尾花沢市の町中で見かけた防火イラストです。

 これで何日か引っぱってみます。

 ところで「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」などといいますが、ビスマルク本人の言葉の全体から真意を汲むと、この「歴史」というのは別に難しい概念ではなく、「他人の経験」のことみたいです。

 後半の「愚者は経験に学ぶ」というのは、つまり「自分の経験」のことなのですね。

 さてしかし、全体の歴史は、個々の経験の蓄積でもあります。また個々の経験は全体の歴史の前段階でもあります。

 ですから問題は、経験をいかにして歴史にするか、ということになります。

 一番簡単な答えは、記録することですね。

 記録するというのは、自分の経験を文章などにすることで一般化し、他人の目にさらすことを前提とします。

 経験が自分ひとりのものではなく、他人に対しても開かれていくわけです。

 でもここで、今度は記録のうまい下手が生じてきます。

 いくら記録したと言っても、自分だけ分かる形でメモを残したのでは、他人に対して開かれているとは言えませんからね。

 ですから必要になってくるのは、他人が読んだ時に分かるかどうか、を想像する想像力なのではないか。そう思います。

 人は想像力を駆使することで、経験を歴史にすることができます。

 想像力イコール、歴史の創造力でもあるということですね。