2012年9月27日木曜日

◆「あきた4コマち!!」を応援します

最近、よく訪問して覗いているサイトの中に、この「あきた4コマち!!」があります。

この間、秋田へ遊びに行った際、駅前のジュンク堂書店でこの2冊の本を購入したのです。

女子高生たちの日常4コマ漫画という形式で、秋田の方言を中心に、地域の文化や雰囲気などを紹介するというものです。

で、この作者のこばやしたけし氏の運営しているブログが「あきた4コマち!!」なんですね。

僕は大学時代を秋田経済法科大学で過ごしました。その頃の思い出は今でも深く心に残っており、現在も年に2~3回は秋田に遊びに行きます。

どのくらい思い入れがあるかというと、これはまあ、前から僕のブログを読んでくれている方はご存知かと思いますが、いくつかの小説の舞台はもろ秋田市です。あと前述の僕の出身大学は、略して「秋田経法大」などと呼ばれているのですが、これをもじって小説内で「青峰大学」というのを出しております。「けいほう大」と「せいほう大学」で、音をもじったんですね。

ってまあ思い入れの話はどうでもいいのですが、この、こばやしたけし氏の絵柄というのは、かなり好みが分かれるところだと思います。決して一般受けするものでもないし、それに荒削りでまだ練りに練られてはいない感があります。それはおそらく、作者本人だって分かっていることでしょう(でも絵は確実にどんどん上手になっています)。しかしそれを、あえて秋田という地域の宣伝に結び付けたというのは素直にスゴイ思います。

いわゆる町おこし、村おこしのために昨今はいろんな方法が考えられるようになりました。B級グルメとかサブカルとの融合など、です。だけどそういうのっていわば「水もの」「流行もの」であって、実はとても流動的なんですよね。そういう流行り廃りが流動的なのではなくて、流行り廃りそのものによって地域自体も変容していくのです。

僕のイメージをもっと簡単にいいますと、地域の地域性というのは最初から用意されているものではありません。工夫して作り上げ、宣伝していって初めて形になるものです。要するに「育てる」ものだと思うんですよ。

つまり、宣伝される地域というのは、いまだ成長中だということです。そう考えると、まだまだこれからも大きく展開するかも知れないあの作者の絵柄と、あの面白く可愛いキャラクターたちが活躍する4コマ漫画はとても相性がいいことが分かります。

作品が育ち、より洗練されていく。そしてそれに伴って、紹介されている地域そのものも成長し、展開し、もっともっと洗練されていく。それはとてもいいことです。

たとえば秋田にはきりたんぽという名物がありますが、だからといってきりたんぽの知名度に便乗しただけの町おこし・村おこしではつまらないものです。すぐに飽きられるでしょう。むしろきりたんぽという名物そのものをもっと工夫し、展開させ、成長させていったほうがずっと面白いですからね。

そうやって究極的には何が育つかというと、「人」が育つことになるのです。