2012年8月29日水曜日

◆「本当にわかる現代思想」

フシギなくらい見えてくる!  本当にわかる現代思想
フシギなくらい見えてくる! 本当にわかる現代思想 

思うのですが、「現代思想」という括りはどこからどこまでを指すんでしょうね。

「現代」と頭にくっついている以上、それは常に「現代」の思想のことでしょう。今であって過去ではなく、未来でもない「今」。

 ですから現代思想という呼び名は、その時その時の流行りの哲学をそう呼んでいるか、もしくはポストモダン以降は哲学は終わってしまったという観点から、延々と続く思想的な営みをまとめて現代思想と呼ぶことにしたか、そのどちらかでしょうね。

 ニュアンスとしてはどちらも含んでいるんでしょうけど。

 そう考えると、「現代思想」という括りで哲学の入門書を作った場合、フロイト、ニーチェ、フッサール、マルクスあたりから最新の思想潮流までぜんぶ含めないといけないので大変ですね。量が膨大になってしまいます。

 さてそれでこの本は、そうした膨大な「現代思想」の哲学者たちをコンパクトに一冊に収めたものです。哲学者1人につき見開きで2ページ。そして読書案内もくっついているので、どちらかというとタイトルのような雰囲気ではなく、コンパクトな読書案内といった趣です。いい本です。