2012年7月29日日曜日

◆村山市「夜の図書館」~山形県村山市の書店事情


おはようございます。昨日は山形県の村山市立図書館に、午後から引きこもっておりました。

こういうイベントをやっていたのです。

「村山市立図書館 夜の図書館」

少し検索してみると、夜に図書館を開館するという試みはそう珍しいものではないようです。

でも、僕は初めて。

少し照明を落とした館内で、クラシック音楽が流れる中でぼーっと過ごす時間は、素晴らしく気持ちのいいものでした。

そんな中で、最近読んでいる浅田次郎の「天切り松 闇がたり」シリーズと、アン・コバーンの児童向け小説「ドリーム☆チーム」シリーズを読むのはなんともいえない快楽で。

またこの村山市の「夜の図書館」では、募金にちょっと協力すると、ジュースとお菓子をもらえます。いちばん上の写真はそれです。

山形県村山市は、「読書シティ村山」を宣言しておりまして、読書により教養を高めることを推していきたい、らしい。

毎年、ある時期になると中学校の子供たちに本を贈るという行事もやっているようです。

その一環として、市立図書館を中心に据えたイベントを行っていくということなんでしょうね。

ちょうどこの日は市内でも小さなお祭りが開催されており、図書館の中も、外も、子供たちが楽しげに歩きまわっておりました。

村山市、なかなかがんばっています。

だけど、読書シティを宣言しつつも、不思議なのは「書店」の少なさ。

市内に一件しかないんですよ、本屋が(笑)

しかもきちんとしたお店ではなく、正直……なんというか……汚いのです。

店先にはいつも得体の知れない段ボール箱がうず高く積まれており、店の中の本の並べ方もひどいもの。

「あの店にはときどき掘り出し物がある」なんて言われているくらいですからね。

でも掘り出し物を探しに行くくらいなら、ブックオフの方がいいと思うんですが。

ああ、でもブックオフも村山市には存在しないのです。

別にその書店はその書店でいいのですが、せめて駐車場がもうちょっと充実していないと、僕もなかなか行く気になれなくて。

最後に行ったのはおそらく20年くらい前です。

村山市の周辺で書店があるのは、もうちょっと北の尾花沢市とか、あるいは南の東根市、それに天童市ですね。さらに南へ進んで山形市あたりになると、これはもう東京駅周辺並みに本屋が充実しています。

尾花沢市なら「文長」。ここは一階の書店&文具売り場は大したことがないのですが、2階が素晴らしい。個人経営のアニメイトといった趣で、漫画の品ぞろえが夢のようです。

東根市ですと、イオンの中にある書店。でもこれは規模も小さく、品ぞろえも「テキトー」といった印象はぬぐえません。

最近は「こまつ書店」という、県内でも比較的規模の大きい書店が進出してきて、ちょっと発展の余地があるかなという気はしますけどね。

そして天童市に行くと、「宮脇書店」と「八文字屋」「北真堂」。これらはどれも品ぞろえのいい書店です。

昔は天童市も、アップル、かとう書店、八伸書房、黒田書店、後藤書店、その他もろもろ小さな書店がたくさんありましたが、いろいろと消えてなくなったり統合したりして、結局いまのように大型のお店が数件残る形になったんですね。

山形市については、細かいお店やその移り変わりはよく知らないのですが、まず代表的なのは七日町の「八文字屋」と、それにそのほぼ真向かいにある「宮脇書店」でしょう。

この2件はもう、言うことなしの素晴らしい品ぞろえです。僕が先に「東京駅並み」といったのはこのへんを指してのことです。

他にも、個人的に好きな店は多いですけどね。すずらん通りにある船山書店は創元推理文庫の品ぞろえが最高で、学生の頃はよく小銭を握りしめて、学校帰りに古典ミステリを買っていたものでした。最近行ってみたらエロ小説コーナーになっちゃっていましたが(笑)

それと駅の中にある書店も、推理小説の品ぞろえがよくてうれしかったっすね。

とまあ、村山市の話からだいぶ脱線してしまいましたが、とりあえず山形県村山地方の「書店事情」はこんな感じです。

いろいろと、文化的な背景もあると思います。

もともと山形県は「教育立県」といってもいいくらい、文化的な程度が高い県(だと思う)です。ですから比較的狭い範囲でも、書店が充実するような下地があるんじゃないかな。

あと村山市について言えば、これ言っちゃうとアレなのですが、数年前にちょっと不祥事などもありましてね。クリーンで教養ある街を目指すために、「読書シティ宣言」をしたという事情もあるのかも知れません。

また行きたいな、夜の図書館。

今度は閉館の9時くらいまで引きこもっていたいです。