2012年7月9日月曜日

◆浮世絵はどこがすごいのか?

 天童の「歌川広重美術館」に行ってきました。

 県外の友人が7~8日に遊びに来てくれて、それで一緒に行ってみたのです(この時の詳しい話はまたのちほど)。

 で、歌川広重の絵を鑑賞してつくづく思ったのが、「浮世絵ってどこがすごいんだろう」ということです。

 これはずっと前から疑問に思っていました。

 よく言われますよね、浮世絵は外国の有名な画家にも影響を与えているとかなんとか。

 もちろん、そうした外国の有名画家にそれほどのインパクトを与えるのですから、浮世絵にはそういう「すごさ」があるのでしょう。

 それに言うまでもなく、浮世絵そのものはとても「上手」ですね。あと、下絵を版画にして印刷する技術とか手間とかも目を見張るものがあります。

 だけど、よく考えてみると、浮世絵が外国の有名画家に対して具体的にどのような影響を与えたのか? とか、意外によく分かりません。

 正直なところ、僕個人の素朴な目線でみると、浮世絵よりも外国の絵画のほうが素晴らしいもののように感じられます。遠近法の論理性とか、あの写真のような描写の細やかさとか、あっちのほうがびっくりするのです。

 どうしてあれほどの技術を持った画家たちが、今さら浮世絵に驚いたりしたのでしょう? この疑問に、素人でも分かるようにはっきり答えられる人ってそう多くないと思うんですよね。

 とにかく外国の画家に影響を与えたのは確かなんでしょうけど、「とにかく影響を与えた」という概要だけが独り歩きしていて、具体的になにがあったのかがよくわからんのです。

 そのへんも含めて、「浮世絵ってどこがすごいのだろう?」と素朴に考えてしまうわけです。

 まあそれは僕の芸術を見る目の問題であって、浮世絵を見て感動しなかったのならばハイそれまで、なのかも知れません。論理的に説明されたからといって、感動が湧き上がってくるとは限りませんからね。あくまでも僕の感性の問題なのかも。

 でも今の時代にしたって、pixivなどをちょっと覗けば、浮世絵よりも上手なイラストなんてごまんとありますよね。

 浮世絵の素晴らしさやすごさについて、きちんと説明されないとよく分からない人って、僕以外にも結構いると思うんですよ。そういう解説の需要ってきっとありますよね。